今一部で流行っているdotCloudの使用方法を書き残しておきます。dotCloudはAWS(Amazon Web Services)上に乗っているPaaS(Platform as a Service)です。つまりwebアプリケーションの実行環境のプラットフォームを提供してくれる場、というわけです。ユーザ(主にデベロッパ)は、予め用意された各種ソフトウェアの実行環境が簡単な操作でクラウド上に構築でき、容易にサービス展開が可能です。
サイトを見ていただければわかると思いますが、色々なものが使えます。Java、php、MySQL、rubyなどに始まり、MemcachedやHadoopまでも使えます。自分でVPSサーバなどを借りてインストールすると、環境設定に手間取りそこそこ時間がかかるようなものも標準で対応しており、非常にありがたい。しかも2種類までは無料で使用でき(4種類までは99$)、インストールも簡単です。組み合わせは自由ですので、かなり好き勝手なことができると思います。
これは僕の作ってる実験用ページです。
http://uradora-uradora.dotcloud.com/mahjong/
ドメインは、http://XXX-YYY.dotclod.com、になります。
XXX:アプリケーションの名前空間
YYY:アカウント名
です。
名前空間とアカウント名は同じにする必要はないです。僕はたまたまこうなりました。名前空間は複数設定できます。www.example.dotcloud.comのような指定の仕方はできないようで、XXX-YYY.dotcloud.comといったハイフン区切りのドメインになるようです。※未検証(2012/04/03時点)
では導入方法を見ていきましょう。実はとても簡単です。
1.アカウントを作る
https://www.dotcloud.com/からSignUpします。

任意のUserNameを設定し、登録を行いましょう。これがドメインのYYYの部分になります。
2.Command-Line Interface client(CLI) のインストール
dotCloudを使うためには、ローカルマシンにクライアントをインストールする必要があります。クライアントなしではサーバ上のファイルをsshなどで直接参照することはできません。インストールの手順は下記ページにまとまっています。
http://docs.dotcloud.com/firststeps/install/

気を付けなければいけないのは、Mac,Linux使用時とWindows使用時ではクライアントのインストールの手間が若干異なるということです。Mac、Linuxはデフォルトで使えるコンソールからコマンドを打つことで即座に使用可能となりますが、Windowsの場合、Cygwinをインストールし、そこから実行する必要があります。Cygwinをあまり使ったことのない人は、インストールが面倒で多分このあたりで心が折れるw
http://cygwin.com/install.html
上記からCygwinを落としてきた後、dotCloudのチュートリアルに従い、必要なパッケージをインストールします。あとvimもないので追加して入れておくといいです。やり方わからない人は適当にググるか諦めるかするとおkです。
net/openssh
net/rsync
devel/git
devel/mercurial
python/python (make sure it’s at least 2.6!)
web/wget
無事にCygwinのインスールが終わった、またはLinux、Macの方は下記をコンソールに入力するとクライアントのインストールができます。
$ sudo easy_install pip && sudo pip install dotcloud
これは、
$ sudo easy_install pip $ sudo pip install dotcloud
と同じなので、&&つなぎのがうまく行かない人は、2行に分けて試してみるとよいでしょう。
3.APIKeyの入力
settingからAPIkeyの確認ができます。
https://www.dotcloud.com/settings/
ここに記載されているKeyを下記実行後、貼り付けます。
$ dotcloud
そうすると認証が行われ、dotcloudが使用可能になります。
4.名前空間の登録
http://XXX-YYY.dotclod.comのXXXの部分を決めます。
コンソール上でhogehogeに任意の名前空間を入力し、下記を実行しましょう。
$ dotcloud create hogehoge
hogehoge: 名前空間
こういう風になればおk
$ dotcloud create hogehoge Created application "hogehoge"
5.ymlファイルの作成
dotCloud上で使用するプラットフォームを定義しましょう。
ローカルマシン上で、4で作った名前空間と動揺の名前のディレクトリを切り、その中にdotcloud.ymlを作ります。
適当にvimでもすればおkかと思います。
cd hogehoge
vi dotcloud.yml
www: type: php
これはphpを使う場合の例なので、他のを使いたい人はこんな感じに書けば良いと思います。
www: type: ruby db: type: postgresql
http://docs.dotcloud.com/guides/build-file/
6.uploadするファイルを用意する
先程作ったエリアにuploadするファイルを用意します。正直何でもいいです。test.phpでもphpinfo.phpでもOKです。もちろんdotcloud.ymlのあるディレクトリに作りましょうね。
7.ファイルのuploadを行う
先程ファイルを配置したディレクトリ上で、下記コマンドを実行しましょう。すると、ディレクトリ以下のファイルを指定した名前空間に転送されます。
$ dotcloud push hogehoge
8.完了
正常に転送ができていれば、httpからのアクセスが可能になります。ブラウザから動作確認を行いましょう。
9.備考
i.ファイルを更新するときは、7の手順同様pushコマンドで最新のファイルをサーバ上にuploadできます。ただし、ローカルとサーバ上で同期が取れてしまうようで、サーバ上に吐かれた各種ログ等は上書きされてしまう模様です。※対処方法があるかもしれないが調べていません。
ii.その他便利なコマンドも提供されています。
http://d.hatena.ne.jp/replication/20110614/1308057703
以上です。
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